インプラント治療において、「マイクロスコープ(歯科用電子顕微鏡)」は必須の設備だと考えます。
インプラント治療の基本は、「目で確認して行う」です。
例えばむし歯などで抜歯した場合歯の欠片が歯根内に残っていたり、歯髄(歯の神経)の先に化膿して膿袋が存在すると、インプラントを埋入後に炎症を起こす原因になります。この小さなな欠片や膿袋などは目で見るだけでは完全に取り除くことは不可能です。
マイクロスコープは、肉眼では見えない微小な対象物を5~20倍に拡大して投影でき、歯科においてもより正確な診断と治療を行うことが可能で、経験に頼った手探りの治療から正確な診査・診断、そして治療ができ治癒率も確実に向上しました。
さらにマイクロスコ-プを見ながら精密な治療ができますので、小さな欠片ら膿袋などを完全に除去する事が可能となります。
アバットメント(土台)をねじ止めするとき、インプラント本体内部を清潔にする必要が有りますのでマイクロスコープによる清掃・乾燥の確認が必須です。
現在(2014年)マイクロスコープの普及率は、歯科医院全休の6%程度とまだ少ない。
機器が高価なことが普及の妨げになっていると考えられるが、患者さんの立場に立った治療が可能なことから、導入に前向きな歯科医師も増えてきています。
当院では2006年からマイクロスコープを導入し多くの経験を積み、清潔なインプラント手術を行っております。