2012年NHKで「歯科インプラント トラブル急増」が放映されてからマスコミがいろんな状況で「医療トラブルの急増」を取り上げています。実際に09年1月~11年12月の3年間で重篤な医療トラブルが421件報告されていますが、09年が158件、10年が127件、11年が136件で、急増という現象は認められていません。確かに421件のトラブルは医療関係者として真摯にその現実を反省し改善する必要が有ると思います。只、インプラント治療は歯科界における「20世紀最大の発明」でQOL(Quality of life = 生活の質)を向上させています。2005年行われたアンケート結果では、患者さんの98%が治療に満足しているとの報告があります。多くの患者さまは機能的・審美的にもインプラント治療により大きな恩恵を受けています。適切な歯科医院でインプラント治療を受ける事でトラブルのリスクは限りなく軽減されます。